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実在のストリッパー、ジプシー・ローズ・リーの回顧録を元に、“究極のショー・ビジネス・マザー“の代名詞となった母ローズに焦点を当て、舞台で活躍する2人の娘を育てたローズの夢と努力を追うとともに、ショービジネスの苦難を愛情たっぷりに描いた名作。
初演では、ブロードウェイの女王「エセル・マーマン」が主役のローズを演じ、その後も時代を彩る名女優が演じ続け、1990年トニー賞・ベストリバイバル、2016年ローレンス・オリヴィエ賞・ベストリバイバルを受賞するなど、初演から半世紀たった今でも世界中で愛されています。
主役のローズには、名実ともに日本を代表する大女優・大竹しのぶ、ローズの娘であり、後に“バーレスクの女王”と称されるようになるルイーズ役には、数多くのミュージカル作品に出演し、歌唱力と演技力の高さが評価される生田絵梨花、パフォーマンス力の高いルイーズの妹ジューンには、高い歌唱力で2019年『レ・ミゼラブル』にて史上最年少でコゼット役に抜擢された熊谷彩春、ジューンと駆け落ちするダンサー・タルサ役には、佐々木大光(7 MEN 侍/ジャニーズJr.)、ローズと組んで娘たちを売り込み、次第にローズに惹かれていくハービー役に今井清隆、と豪華なメンバーが集結。
ローズは、2人の娘ルイーズ、ジューンをヴォードヴィルの世界で活躍させようと躍起になるステージママ。 オーディションで知り合ったハービーと一座を作り、あちこちの地域の劇場へ娘たちを売り込んでまわる…その姿は、まるでジプシーのよう。 やがて、下の娘ジューンが脚光を浴び始めるが、結局自分のわがままで売れるチャンスをふいにしてしまう。 様々な出来事の中、ジューンが愛想をつかし一座の青年タルサと駆け落ちし出て行ってしまう。それでも諦めず、ルイーズと再起を図る、ローズ。 しかし、ジューンの持つ歌唱力やダンスの技術はルイーズにはなかった。
そんな時、ルイーズがある手違いでストリップ劇場の仕事を受けてしまう。 ローズは抵抗するが、お金のためにルイーズは舞台に立つと宣言するのだった…