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ドラマティック・バレエの名作の数々で、バレエ界に確固たる地位を築いているドイツの名門、シュツットガルト・バレエ団が3年ぶりの来日!!
天才振付家ジョン・クランコを中心に創設されたシュツットガルト・バレエ団は、彼亡きのち、そのミューズだったマリシア・ハイデやリード・アンダーソンら歴代の芸術監督によって伝統が守られてきました。 そして今年9月、芸術監督の座が、ハイデの薫陶を受け、自身もカンパニーを代表するスターとして活躍したタマシュ・デートリッヒに受け継がれます。
シュツットガルト・バレエ団新時代の幕開け、その日本でのお披露目ともなる公演では、豪華ゲストを加えて上演されます。清新な血が注がれながらも、時代を越えて輝く名作を、演技達者なシュツットガルトのダンサーたちと、きらめくスターたちの共演でお楽しみください!
音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー 装置・衣裳:ユルゲン・ローゼ
バレエで血の通った人間の物語を描き続けたジョン・クランコが、古典の名作に挑んだ、ドラマティック・バレエ版「白鳥の湖」が日本に還ってきます!
魔法によって白鳥の姿に変えられたオデット姫をめぐる神秘的なテーマ。 クランコがその中に見出したのは、王子の物語です。
父を亡くし、自らが結婚して国を背負うことを迫られた若き青年ジークフリート。その心理や人間性に焦点が当てられ、物語は彼がオデットと出会い彼女を愛したことで巻き込まれていく悲劇として展開します。
白鳥たちの幻想的な踊りや、宮廷舞踏会での悪魔の娘オディールと王子の華やかなダンスといった古典バレエの魅力はそのままに、ラストには息を飲む場面が用意されています。
ジークフリート王子は母である王妃から、舞踏会で妃を選び、王位に就くよう言い渡されている。自由を謳歌していたところを、母から苦言を呈され憂鬱にさいなまれた彼は、狩りで気晴らしをするために湖へと出かけ、魔力によって白鳥に姿を変えられた王女オデットに出会う。王子はたちまち恋に落ち、彼女を救うために永遠の愛を誓う。翌日の舞踏会。各国の姫たちが居並ぶ華やかな広間を王子が浮かない面持ちで眺めるなか、騎士に変装した悪魔ロットバルトが魔女オディールを連れて登場。オデットにそっくりな姿に惑わされた王子は、オディールを妃に選び、別人と知らずに愛を誓う。オデットへの誓いは破られ、彼女の救済の道は閉ざされる・・・。